土浦市で「親亡き後」を考え始めたご家族へ|住まいの準備は元気なうちに始められます
「私たちがいなくなったら、この子はどうなるんでしょうか」。
グループホームの見学に来られる親御さんから、この言葉を何度も聞いてきました。70代のお母さんが40代の息子さんと一緒に来られることもあります。皆さん、ずっと前から気にかかっていたけれど、日々の生活に追われて先送りにしてきた、とおっしゃいます。
この記事は、答えを急がせるためのものではありません。ただ、この問題には「早く始めるほど選択肢が増える」というはっきりした性質があります。それをお伝えしたくて書いています。
【空室・新規開設のご案内】いま3つの選択肢があります。
① にこにこビレッジ桜ヶ丘(土浦市桜ケ丘町)2階5.3帖・日当たりのよいベランダ付きの個室が空いています(男性の方)/② 永国サテライト(土浦市永国)に1室・すぐご入居いただけます/③ つくば市下広岡に「にこにこビレッジ 桜ニュータウン」を開設します(定員4名・2026年12月入居予定)
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「親が動けるうち」に住まいを移す、という考え方
親亡き後の準備というと、お金や後見のことが思い浮かびますが、実務として最も大きいのは住まいです。
親御さんが亡くなってから、あるいは入院や介護が必要になってから住まいを探すと、どうなるか。ご本人は、親を失った混乱の中で、急に知らない場所での生活を始めることになります。受け入れる側から見ても、ご本人の好みや生活歴を教えてくれる一番の情報源である親御さんから、話を聞くことができません。
反対に、親御さんが元気なうちに住まいを移すと、こうなります。
- ご本人が新しい生活に慣れるまで、実家という「戻れる場所」がある
- 週末は実家に帰る、といった行き来をしながら、少しずつ生活の重心を移せる
- 親御さんがスタッフに、ご本人のこと(好き嫌い、こだわり、体調のサイン)を直接伝えられる
- うまくいかなければ、やり直しがきく
私たちの経験でも、親御さんが元気なうちに入居された方は、「実家と行き来しながら慣れていく」という穏やかな移行ができています。
とはいえ、本人が「うん」と言わない、という壁
ここで多くのご家庭がつまずきます。「家がいちばんいい」と本人が言う。無理もないことです。慣れた家と家族がいるのですから。
経験上、いきなり「入居」の話をすると、たいてい断られます。段階を小さく刻むのがこつです。
- まず親御さんだけで見学に来る(本人には言わなくて構いません)
- 「こういう場所があるんだって」と、パンフレットや写真を見せてみる
- 本人と一緒に、見るだけの見学に行く
- 一泊だけの体験利用を試す
- 数日の体験を重ねて、本人の口から感想が出てくるのを待つ
この1から5までに、1年かかることも珍しくありません。だからこそ、時間のあるうちに始める意味があります。
→ 関連記事:グループホームの体験利用とは?
見学・入居のご相談
「まだ検討を始めたばかり」「話だけ聞いてみたい」という段階でもかまいません。
お電話:029-845-4000(受付時間 平日10:00〜18:00)
住まい以外に、並行して考えておきたいこと
住まいが決まっても、親御さんが担ってきた役割は残ります。次のようなことは、地域の制度や専門職に引き継いでいけます。
- お金の管理:日常のお金の出し入れは、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業やグループホームの金銭管理支援で支えられます。まとまった財産の管理は、成年後見制度の検討対象です
- 契約や手続き:受給者証の更新、病院の手続きなども、相談支援専門員やホームのスタッフが支援できる部分があります
- 見守り:「親の目」の代わりは一人では担えませんが、ホームのスタッフ、相談支援専門員、通所先、医療機関のチームで分担していきます
これらは一度に整える必要はありません。住まいが決まると、周りに関わる専門職が増え、自然と相談相手が増えていきます。まず住まいから、というのはその意味でも理にかなっています。
→ 関連記事:お金の管理が苦手でも入居できる?金銭管理支援の実際
土浦市での相談先
土浦市の場合、起点になるのは市役所の障害福祉課、そして相談支援事業所です。「親亡き後のことを考え始めた」と、そのまま伝えてください。それだけで通じます。窓口の詳しい使い分けは、相談窓口の記事にまとめてあります。
グループホームに直接相談していただいても構いません。私たちのところにも、「まだ何も決めていないが、話だけ聞きたい」という親御さんが見学に来られます。その段階のご相談こそ歓迎です。
→ 関連記事:土浦市で障害福祉サービスの相談はどこに?
→ 関連記事:特別支援学校を卒業したあとの住まい
見学・入居のご相談
にこにこビレッジ(土浦市)では、入居を前提としない見学・ご相談も受け付けています。親御さんだけでの見学も可能です。「本人にはまだ話していない」段階でも、どうぞそのままお越しください。
お電話:029-845-4000(受付時間 平日10:00〜18:00)
→ 関連ページ:ご利用案内・よくある質問
※制度に関する記載は2026年8月時点の情報です。制度の内容は改正される場合がありますので、最新の情報はお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。