つくば市の障害者グループホームの費用と家賃補助|特定障害者特別給付費(補足給付)のしくみ
つくば市でグループホームを探しているご家族から、「つくばは家賃が高いのでは」という質問をいただくことがあります。研究学園都市として発展してきたつくば市は、茨城県内では家賃相場が高めの地域として知られているためです。
この記事では、グループホームの費用のうち特に「家賃」に注目して、負担を軽くする国の制度と、つくば市で費用を確認するときのポイントを説明します。
グループホームの家賃は「物件の家賃」で決まります
まず前提として、グループホームの家賃は事業所が自由に決めているわけではなく、建物の賃借料や維持費をもとに設定されています。そのため、地価や家賃相場の高い地域では、グループホームの家賃も高くなる傾向はあります。
ただし、実際の金額は物件によってさまざまです。つくば市内でも、中心部の新しい建物と、郊外の一軒家では条件が変わります。「つくば市だから一律に高い」わけではないので、まずは気になるホームの料金表を個別に確認してください。
費用の全体構造(家賃・食費・水道光熱費・日用品費という内訳)は全国共通です。詳しくは費用の記事で説明していますので、ここでは家賃に絞ります。
→ 関連記事:障害者グループホームの費用はいくら?
家賃には国の補助があります:特定障害者特別給付費(補足給付)
グループホームの家賃負担を軽くするために、国の制度として特定障害者特別給付費があります。現場では「補足給付」と呼ばれることが多い制度です。
- 対象:生活保護受給世帯、または市町村民税非課税世帯に該当する方(18歳以上の方は、ご本人と配偶者の課税状況で判定されます)
- 内容:家賃を対象に、月10,000円を上限とした給付(家賃が1万円未満の場合はその実額)
- 申請:お住まいの市区町村で、受給者証の手続きとあわせて認定を受けます。つくば市の場合は市役所の障害福祉課(029-883-1111・代表)です
障害基礎年金のみで生活している方は非課税世帯に該当することが多く、実際にこの給付を使って入居している方は多くいらっしゃいます。ただし、世帯の課税状況(18歳以上の方はご本人と配偶者で判定します)によって対象かどうかが変わるため、必ず市の窓口で確認してください。
「家賃補助後」の金額表示に注意
料金を比較するときに、ひとつ気をつけたいことがあります。パンフレットやサイトによって、家賃を補助適用前で表示している場合と、補助適用後で表示している場合があることです。
同じ「家賃3万円」でも、補助前なら実費の目安は2万円、補助後表示ならそのまま3万円。月1万円、年間12万円の差になります。問い合わせの際は「その金額は補足給付を引く前ですか、後ですか」と確認すると確実です。
また、補足給付はあくまで「対象になる方」への給付です。課税世帯の方は対象外なので、対象になる前提の金額だけを見て計画を立てないようにしてください。
つくば市で費用を確認する手順
整理すると、次の順番で確認するのが確実です。
- 気になるホームの料金表で、家賃・食費・水道光熱費・日用品費の総額を確認する
- その金額が補足給付の適用前か後かを確認する
- ご本人が補足給付の対象になるかを、つくば市の障害福祉課で確認する
- ご本人の収入(年金・工賃・給与)と支出(医療費・携帯代・おこづかい)を書き出して、毎月の収支を計算する
この4つがそろえば、「入居後にお金が回るかどうか」をかなり正確に見積もれます。
→ 関連記事:つくば市で障害者グループホームを探している方へ
市境をまたいだ比較も
つくば市と土浦市は隣接しており、市境の近くにお住まいの方なら、両市のホームが生活圏に入ります。家賃の水準は地域や物件によって差があるため、比較の対象を市内に限定しないことで、条件に合う住まいが見つかることもあります。
参考までに、私たちが土浦市で運営しているにこにこビレッジ桜ヶ丘の費用は、家賃30,000円・食費30,000円・水道光熱費15,000円・消耗品5,000円の合計月額80,000円です(敷金・礼金・保証金なし)。比較の物差しのひとつにしてください。
→ 関連記事:土浦市・つくば市周辺で住まいを探すときのポイント
※制度・金額は2026年8月時点の情報です。最新の情報は市区町村の窓口でご確認ください。