障害者グループホームに入居するには?受給者証・障害支援区分・申請の流れをわかりやすく
グループホームは、アパートのように「契約すればすぐ入居」というわけにはいきません。障害福祉サービスなので、市区町村の支給決定という行政手続きが間に入ります。
初めての方には分かりにくいところなので、この記事では「何を」「どこに」「どの順番で」進めるのかを整理します。手続きの細かい運用は自治体ごとに違いがあるため、ここでは大きな流れをつかんでください。
必要なのは「受給者証」。手帳とは別のものです
グループホーム(共同生活援助)を利用するために必要なのは、市区町村が発行する障害福祉サービス受給者証です。
障害者手帳(療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳)と混同されやすいのですが、別のものです。手帳を持っていても、受給者証は改めて申請が必要です。申請窓口はお住まいの市区町村の障害福祉担当課で、土浦市なら市役所の障害福祉課、つくば市なら市役所の障害福祉課になります。
→ 関連記事:土浦市で障害福祉サービスの相談はどこに?
申請から支給決定までの流れ
土浦市の案内をもとにすると、おおまかな流れは次のとおりです。
- 市の窓口で支給申請をする
- 市の職員などによる聞き取り調査……ご本人の心身の状況や生活の様子について聞き取りがあります
- サービス等利用計画(案)の作成……指定特定相談支援事業所の相談支援専門員が、ご本人の希望をもとに利用計画の案を作ります
- 支給決定・受給者証の交付
- 事業所と契約……受給者証が届いたら、入居するグループホームと利用契約を結びます
3の「相談支援専門員」は、福祉サービスの利用を組み立てる専門職です。どの事業所に頼めばいいか分からない場合は、市の窓口で紹介してもらえます。すでに他の障害福祉サービス(就労継続支援など)を使っている方は、担当の相談支援専門員がいるはずなので、その方に「グループホームを考えている」と伝えるのが早道です。
障害支援区分は「必要な場合」と「不要な場合」があります
グループホームは制度上「訓練等給付」に分類され、原則として障害支援区分の認定がなくても利用できます。ただし、入浴・排せつ・食事などの身体介護をホームから受ける場合は、障害支援区分の認定が必要です。
区分認定が必要になると、認定調査や審査会の分だけ手続きの時間が増えます。ご本人に介護が必要かどうかで手続きの道筋が変わるので、申請の前に市の窓口や相談支援専門員に相談しておくとスムーズです。
なお、事業所側でも受け入れの目安として支援区分を確認することがあります。にこにこビレッジでは、18歳以上・障害支援区分2〜4の方を基本に受け入れています。区分がまだ出ていない方も、申請の段階からご相談いただけます。
手続きと並行して「ホーム探し」を進めてください
ここが実務上いちばん大事なところです。受給者証の手続きと、入居するホームを探すことは、同時に進められます。
- 受給者証を待ってから探し始める → 空きのあるホームが見つからず、受給者証だけ先に届く
- 探しながら申請を進める → 空きが出たタイミングで契約まで一気に進める
受給者証などの手続きには一定の時間がかかる場合があります。見学や体験利用は受給者証がなくても相談できることが多いので(体験利用の支給決定が必要な場合もあります)、「申請」と「見学」を並行して進めるのが現実的です。
→ 関連記事:グループホームの体験利用とは?
入居までの全体像(にこにこビレッジの場合)
私たちのホームでは、ご相談からご入居まで、次の順番で進めています。
- ご相談・お問い合わせ
- ご見学
- ご入居の申込み(受給者証の発行や区分認定が必要な場合は、その手続きも並行して進めます)
- 面談(ご本人の状況やご家族のご希望をうかがいます)
- 入居に関する判定会議
- ご契約
- ご入居(サービス管理責任者が個別支援計画を作成し、サポートを始めます)
どの段階でも、「やっぱり考え直したい」は遠慮なく言ってください。手続きを始めたからといって、入居しなければならないわけではありません。
→ 関連記事:入居するまでの流れとかかる時間
「手続きが難しそうで、どこから手をつければいいか分からない」という方は、その状態のままお問い合わせいただいて大丈夫です。にこにこビレッジでは、受給者証の申請から一緒に確認しながら進めています。
※手続きの流れは2026年8月時点の情報をもとにした一般的な説明です。詳細はお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。