土浦市の障害者グループホームは31か所。それでも「空きがない」のはなぜか
「もう5件も電話したのに、全部満室なんです」。こうした声を、ご家族からも相談支援専門員の方からも聞きます。
土浦市内には共同生活援助(障害者グループホーム)が31事業所あります(2026年8月1日時点・茨城県公表資料)。数はあるのに、なぜ空きが見つからないのか。理由を知ると、探し方が変わります。
理由1:1ホームあたりの定員が小さい
グループホームは、1つの共同生活住居あたりの定員が制度上2〜10名と定められており、実際には4〜6名程度の小さな住居が中心です。にこにこビレッジ桜ヶ丘も定員4名です。
(なお、1つの事業所が複数の住居を持っている場合もあるため、「事業所数×定員」で市内の総定員が出せるわけではありません。公表資料から市全体の定員を正確に知ることはできないので、ここでは数字は示しません。)
大事なのは、1つひとつの枠が小さく、しかもその枠は長く住む方で埋まっているということです。グループホームは「住まい」なので、入居期間は年単位になります。アパートのように毎年空きが回転する市場ではありません。
つまり「空きがない」のは、探し方が悪いのでも、運が悪いのでもなく、構造的にそういうものなのです。
理由2:空きが出ても、すぐ埋まる
退居が出て空室になっても、多くのホームはキャンセル待ちの名簿を持っています。空きは公募される前に、待っていた方から順に案内されて埋まります。ネットで「空室あり」の情報を見つけてから動く方法では、間に合わないことが多いのはこのためです。
理由3:「空き」と「合う空き」は別
たまたま空きがあっても、障害種別・支援区分・性別(男性用・女性用の住居)・生活圏が合わなければ、その空きはご本人の選択肢になりません。「空室1」という情報のうち、ご本人が実際に入れる枠はさらに絞られます。
では、どう動くか
構造が分かれば、打ち手も見えてきます。ポイントは、空きが出てから動くのではなく、空きが出たときに動ける状態を先に作っておくことです。
- 候補を複数持ち、キャンセル待ちに登録する。 1か所に絞らず、生活圏内の複数のホームを見学し、条件が合うところにキャンセル待ちを申し込んでおきます
- 受給者証などの手続きを先に進めておく。 手続きには一定の時間がかかる場合があります。空きの連絡が来てから申請を始めると、その間に次の方に回ってしまうこともあります
- 相談支援専門員に希望を登録しておく。 空き情報は、支援者のネットワークに先に流れることが多いものです
- 新規開設の情報を追う。 既存の空きを待つだけでなく、新しく開設されるホームは、まとまった人数の入居枠が一度に生まれる貴重な機会です
→ 関連記事:障害者グループホームに入居するには?受給者証と申請の流れ
にこにこビレッジの現在の状況
現在の空き状況・キャンセル待ちの受付については、お問い合わせいただければ最新の状況をお答えします。また、土浦市・つくば市周辺で新しい住居の開設も計画しています。
→ 関連記事:【空室のご案内】土浦市で障害者グループホームをお探しの方へ
「空きが出たら連絡がほしい」というご登録は随時受け付けています。ご本人の状況(障害種別・区分・希望時期)をうかがっておくことで、空きが出た際にすぐご案内できます。
探し疲れてしまった方へ。「どこも満室と言われ続けている」という状況ごと、一度ご相談ください。当ホームの空き状況に関わらず、いま打てる手(手続きの準備、キャンセル待ちの整理、新規開設情報)を一緒に整理します。
お電話でも承ります:029-845-4000(平日10:00〜18:00)
※事業所数は2026年8月1日時点の茨城県公表資料によります。